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防舷材 曲げ加工の様子

切れ込みを入れ、その後図面等に合わせ曲げ、

調整し、仕上げます。

 

切れ込みを入れるのが難しいですが、

安価・短納期で仕上がるので好評です。

 

注意点として、

切れ込みを入れているので、

仕上り時に線の跡等が残ります。

弊社で切れ込みを入れ、

曲げ加工をするので、

Rの大きさ・曲げ角度など

比較的自由度が高いです。

 

画像の様に2ヶ所切れ込みを入れ

曲げる事も可能です。

画像のように図面ではなく、

型紙が送られてくる事があります。

 

実測に基づいて加工できるので、

意外とやり易かったりします。

DD型防舷材を曲げます

90度に曲げる場合は簡単です。

 

22.5度ずつ4ヶ所切れ込みを入れます。

 

罫書きが大事なので、

しっかり計算して丁寧に線を入れます。

包丁で防舷材に切れ込みを入れていきます

罫書き線を防舷材に描き終えたら、

次はいよいよカットです。

 

しっかりとした罫書き線を入れても、

まっすぐ切らなければ意味がありません。

 

慎重に包丁を構え大胆に!

22.5度ずつ切れ込みを入れ カット加工は終了です

何度も裏返したりしつつ、

画像のように4つの切れ込みを入れれば、

第一段階は終了です。

 

包丁1本でここまでやるのは

意外と大変ですが、

上手く出来た時の喜びは大きいです。

 

 

DD型防舷材ストレートに切れ込みを入れ、常温にて接着加工した製品。

90度曲げ加工の接着が終わった状態です。

 

接着材等で汚れた表面を綺麗にし、

凹凸を少し削った後、

補強の接着材を表面に塗れば完成です。

 

接着は繋げた後直ぐに出荷はできません。

1日~2日かけてしっかり乾かします。

防舷材へ切れ込みが正しく行われたのかチェックしています

接着材をつけないまま、

自分の計算が間違っていなかったか、

とりあえず曲げてみます。

 

90度に曲がっていますね。

 

これで一安心。

あとは接着加工です。

内側Rを30で90度に曲げたD型防舷材です

完成品を梱包した状態です。

 

接着材が他につかないよう、

しっかりと対策をしています。

 

黄色のバンドは、

運送時のアクシデント等で、

広がってしまわない為の処置です。

DD型防舷材に切れ込みを入れ、常温接着にて曲げます。

DD型防舷材 幅100 高さ100を

内側R25で90度に曲げます。

 

いつものように切れ込み代を

防舷材へ慎重に描いて行きます。

ここで間違うと大変なので、

面倒でも何度か計算をします。

 

防舷材の加工は一発勝負ですので、

慎重になり過ぎて悪い事はありません。

罫書き線に沿って包丁を入れていきます

罫書き線に包丁を当て、

慎重に大胆に切って行きます。

 

線に沿って真っ直ぐ包丁を入れないと、

後で大変な事になる可能性があります。

曲がらないよう慎重に。

1ヶ所防舷材に切れ込みを入れた所で、また合っているかチェック。

1ヶ所切れ込みが終了した所で

もう一度それが合っているか確認。

 

多少の間違いであればここで修正。

 

包丁につけている潤滑剤は水です。

後で接着材をつける時影響しませんし、

水でも十分滑ります。

接着する前の防舷材の曲げ具合最終確認です
22.5°ずつ4ヶ所の切れ込み部分を落とし、切れ込み完了。

通常の最小Rは30なのですが、

今回は25なので少しやりづらくなります。

 

30が25になっても大して変わらないだろう

そう思う方もいるでしょうが、

赤丸で囲った部分の長さが変わります。

その長さが短くなると、

包丁で叩く時に動き易く揺れ易いのです。

 

具体的に書くと、30Rの場合、

半径が30で90°と言う事で、

30×2×3.14÷4=47.1mmになります。

切れ込みで残る部分は3ヶ所なので、

47.1÷3=15.7となります。

 

25Rの場合は、

半径が25で90°になりますから、

25×2×3.14÷4÷3=13.08となります。

 

その差2.62mmもあるんです。

加工する身にはこの2.62mmが大きい!

 

切れ込みを入れ終わった後に

接着材をつけずに一度曲げてみます。

 

問題なし!!接着作業に入ります。

内側R25で90度に曲げたD型防舷材 両端斜めカット

ほぼ完成した状態です。

接着は完了し、両端のカットもしました。

 

あとは表面を仕上げ、

補強の接着材を塗って乾かせば、

出荷可能になります。

 

幅100 高さ100のD型防舷材なので、

25Rは何とかなりますね。

新たな発見です。

内側R25で90度に曲げ 両端カット 穴加工付

出荷時の様子です。

 

接着部を保護し、

その上からラップで巻き、

広がり防止のPPバンドを付け、

お客様の元に旅立っていきます。

 

しっかり船を守るんだぞ~!

 

 

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